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2007年8月 5日 (日)

この記事はどういうことなんだろう

ITMediaにこんな記事が掲載されていた。
それよると、

マイクロソフトによると2008年6月までに、企業でWindows Vistaを導入済み、あるいは導入予定の台数は約20万台。これはWindows XPの10倍のペースだという。

Windows Vistaは、一般向けは今年の1月末から販売されたが、企業向けのボリュームライセンス販売は去年の11月末から行われている。
つまり、来年の6月までの1年7ヶ月の間に、企業が導入するのはたったの20万台だって?

さらに、これがXPのペースの10倍ということは、XPって1年半かけても、企業には2万台しか導入されてなかったってこと?

企業向けPC全体の発売数については、日経BP ITProのこの記事によると、2006年に日本で販売されたPCは1326万4000台、そのうち、個人向けが557万4000台だから、企業向けは769万台ということになる。
これは、1年間の数字だから、1年半だと約1300万台くらいになるだろうか。
それと、現在のWindowsのシェアを考えると、いくらVistaが不振だとはいえ、あまりに少なすぎる。

 「企業へのWindows Vista導入は、Windows XPの時と比較すると、かなりのペースで進んでいる。日本でのビジネスニーズとVistaの機能がうまくかみ合っているのではないか」

 7月31日に行った記者発表会で、マイクロソフトのビジネス&マーケティング担当の左分利ユージン執行役は、企業へのWindows Vista導入状況について、このように話した。


この数字だけ見ると、全然売れてない=かみ合ってないと思えるのだが。

それとも、例によって「XPのペースの10倍」などと云おうとして、変な統計操作をした結果、こんなマヌケな数字が出たのだろうか?

マイコミジャーナルのこちらの記事だと、

2008会計年度(2007年7月~2008年6月)に、対前年度比33%増となる63万本のライセンス販売を目標とする。
とある。33%増となる63万本なら、元は43万本。「ライセンス販売」ということは、PCにプリインストールされた本数はカウントしていないのでこの数字ということだろうか。

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