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2007年8月15日 (水)

ラヴェルの「シェエラザード」?

ITMediaで見つけた記事によると、イギリスのリバプール交響楽団がSecond Life内でコンサートを開催するのだそうだ。
曲目は、ラヴェルの「シェエラザード」、ラフマニノフの「交響的舞曲」のほか、地元マージーサイド出身の作曲家ケネス・ヘスケス、ジョン・マッケイブの楽曲を指揮する予定だそうだ。
え?ラヴェルの「シェエラザード」だって?リムスキー=コルサコフじゃなくて?
そういえば、ラヴェルにも「シェエラザード」の題名を持つ作品があるのを、三省堂の「クラシック音楽作品名辞典」で見かけたような記憶がかすかにある。

というわけで、調べてみた。
三省堂の「クラシック音楽作品名辞典」によると、ラヴェルの作品に、夢幻劇の序曲「シェエラザード」というのがある。作曲年は1898、初演は1899 パリだそうだ。
童話劇の音楽を予定していたが、序曲だけ完成。
とある。
それと、歌曲にも「シェエラザード」というのがある(同じタイトルで作ったと云うことになる)。
  1. アジア
  2. 魔法の笛
  3. つれない人
の3曲からなるメゾソプラノとオーケストラの作品で、詞はT.クリンゾル、作曲年は1903、初演は1904 パリだそうだ。

ただ、記事に書かれている順番からすると、「シェエラザード」は前プロの様だから、序曲の方ではなかろうか。

ちなみに、シューマンのピアノ曲「子供のためのアルバム」の第32曲目も「シェエラザード」という題だそうだ。

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