拡張子
インターネットでのセキュリティの観点から、拡張子を表示させるようにしている人は全体の1/3程度なのだそうだ。
何しろ、Windowsでエクスプローラーがデフォルトで「登録されている拡張子は表示しない」という設定になっているのだ。セキュリティを向上させたはずのVistaですらも。
しかし、本来ならばファイル名の一部でしかない「拡張子」だけで、そのファイルが何であるかを判定する方がおかしいのではないか。
たとえばUNIXで何のファイルかを判定するfileコマンドというのがあるが、i-node情報、ファイルに埋め込まれたマジックナンバー、そしてファイルの中身を読み、そのファイルが何であるかを判定する。Macにはリソースフォークなるものがあって、それでファイルの種類を管理しているそうだ(詳しくは知らない)。そもそも、IBMが途中まではMSと一緒にやっていたOS/2では、拡張子という概念はまだ残っているものの、ファイルの「拡張属性」にそのファイルを開くアプリケーションの情報やら何やらを格納していた。
「拡張子」などという概念は、はっきり言ってDOSの遺物だ。MSがこんなものに未だにしがみついてるなんて理解に苦しむ(それがMSという会社なのかもしれないが)。
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コメント
「拡張子を表示しろ」というのは、マルウェアの実行形式ファイルが、全く違うビデオ形式などのファイルを名乗っているからですね。
コーデックとコンテナフォーマットの関係というのは、映像フォーマットという範囲に限定されるから、問題にはならないのではないでしょうか。
投稿: ぽじとろん | 2007年7月23日 (月) 00時22分
拡張子だけに注目するのでは不完全、という意味ではコーデックとコンテナフォーマットの関係もそれに当たるでしょうか?
投稿: TAIYO | 2007年7月20日 (金) 20時13分