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2007年5月28日 (月)

MSの考える未来のPC

MSは、将来のマルチコア時代に向けて、新しいWindows像を考えているようだ。

だが待て。本当にハードウェアの進歩に乗ってOSを作ることがよいことなのか?
PCで行うのはメールとWebサイトの閲覧が中心であるという人は少なくないそうである。
それに、文書作成が加わったとして、それに必要なスペックは、せいぜいPen3の600MHzもあれば十分だという話もある。

一方で、今のゲーム機でもWebサーフィンは可能だ。そんなだから、もしゲーム機でメールやワープロソフトが使えるようになったら、PCなんかいらないという人がごそごそ出てきそうだ。

もちろん、マルチコアCPUを使ったPCのパワーが必要だという人もいるであろう。しかし、そのような人は、それほど多くはないのではないか。

喩えていうなら、Windowsは大艦巨砲主義に陥ってしまっているように思える。特にVistaはありあまるCPUパワーやメモリ容量を贅沢に使って、本当に必要なのかと疑問を持たざるを得ない機能(それも、OS本来の縁の下の力持ち的なものではなく、ユーザーアプリケーションとして別売りされた方がふさわしいような代物)をごそごそ実装している。

その一方で、MSはXbox360を作ったり、MSNでWebサービスにも力を入れていたりするのだが、Windows大艦巨砲主義を捨てきれないあたり、まるで旧日本海軍のようである。

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