また特攻隊の映画
特攻隊を描いた「俺は、君のためにこそ死ににいく」なる映画が5月に公開されるそうだ。
石原慎太郎都知事が制作総指揮・脚本なのだそうだ。
だけど、神風特別攻撃隊は当時でも「統帥ノ外道」と言われていたことについては、制作陣はどう考えているんだろうか?
本来、兵を送り出す側としては、どんなに過酷な戦場へ兵を送り出すときも、兵が生還できる可能性を出来るだけ高くなるよう作戦を計画する「九死一生主義」が当然であった。
しかし、特攻は敵に体当たりすると言うことから、兵の生還は望めない「十死零生主義」であり、それは「統帥ノ外道」だと当時でも批判されたのだ。
「特攻生みの親」といわれた大西瀧治郎中将が敗戦の翌日に、「吾死を以て旧部下の英霊とその遺族に謝せんとす」との遺書を残して割腹自殺(しかも介錯無し)したことについては触れられるのだろうか。
少なくとも自分にとっては、特攻は、若者の自己犠牲の精神を、軍の上層部が悪用したものであるという気がしてならない。
そして、それをネタにするのも…
特に、石原都知事が作るっていうのも、思いっきり胡散臭く感じるし…
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