Windows Vistaのラインナップ公開
ITMedia等が報じたところによると、MicrosoftはWindowsの次期バージョン、Windows Vistaのラインナップを公開した。
これによると、
ビジネス向けのWindows Vista Business
大規模エンタープライズ向けのWindows Vista Enterprise
一般のライトユーザー向けのWindows Vista Home Basic
一般の上級ユーザー向けのWindows Vista Home Premium
全機能入りのWindows Vista Ultimate
新興市場向け簡易版のWindows Vista Starter
だそうである。
このうち、Windows Vista EnterpriseはMicrosoft Software Assuranceプログラム向けのみで、パッケージでは購入できないそうである。
また、Windows Vista Starterは日本はターゲットに入っていないだろう。
これらを除いても、パッケージが4種類もあるのはちょっと多すぎではないだろうか。
また、Windows Vista Business、Windows Vista Enterprise、Windows Vista Home Premium、Windows Vista Ultimateには、新しいGUIであるWindows Aeroが導入されるそうだ。
ところで、このWindows Aeroという代物、DirectX 9に対応するグラフィックカードが必要だそうである。
GUIが考案された当時、コンピューターの技術者や研究者はGUIに反対したという。当時のコンピューターの性能では、CPUパワーやメモリーをコンピューターの操作を楽にするために使うのはもったいなかったからだ。
しかし、コンピューターのパワーが強力になってくると、GUIを動かす余力ができ、次第に一般的になったという。
このような歴史を鑑みると、あるアプリケーションを動かすのに必要というのならともかく、GUIのために3DCG用のグラフィックカードを入れるというのはいかがなものか。
実際問題、WindowsXPのGUIであるLunaについては、これを使うと重くて仕方ないので、私はLunaを使わず旧来のGUIであるClassic環境を使っている。メモリを1GB搭載しようが、デュアルコアCPUを使おうが、Lunaは重くて使えなかったし、使うメリットもなかった。
Aeroが一般に受け入れられるかは、今の段階では判らない。
しかし、Aeroが重いなら、多くの人はGUIをClassic環境にして使うであろう。
そして、ビジネスユースでは、3DCG機能を省いた安いPCが求められるであろう。それを考えると、少なくともビジネスユースではAeroは受け入れられそうにないと思う。
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